思いついたことばを残しておくところ。
増えたり減ったり変わったり。
摩擦力が何に比例するか思い出して余計に哀しい
すれ違い続けて
摩擦で火がつき
燃え尽きて
灰になってしまえ!

そうすれば
わたしもあなたも同じ
category:[] 
常しえを泳ぎ切れども
きみの中心めざして
漕ぎだしたぼくは
たしかに水圧を感じて
それは前へと進んでいる
証拠だと思っていた

代わり映えのしない景色に
ふと気づいて
ぼくは手をとめる
いくら漕いでも
ちっとも近づけていなかったのだ

ほんとうのきみに
ぼくが触れることはできないの?

きみはただ微笑むばかりで
ぼくを引き寄せることも
拒むこともしない

帰り道をわすれてしまったぼくは
引き返すことが出来ず
いつまでもいつまでも
きみの中心に触れる夢をみて
軋む舟を漕ぎ

そうしていつか沈んでゆくのだ
きみから目を逸らせぬまま
きみへと手を伸ばしたまま
ぼくの肺は満たされ破裂する

さいごに呼んだきみの名が
せめて
きみの心を少しでも
泡立たせますように

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category:[お題] 
傷口に生クリーム
きみの断片で
ぼくは何度でも手を切る
するどい痛み
それでも触れたいと思う
これがぼくの愛

いつかきみが
傷を舐めてくれるとき
甘いといいな
そう願ってクリームを塗り込む
沁みるのさえも
愛おしいと思えるよ

泪があふれてしまうけど
これはきっとスパイスだ
甘いかおりにぼく自身が
決してむせてしまわぬための
ずっと愛してゆくための

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category:[お題] 
きみという海
きみという海のなかで
息をしてみたいと思ったんだ
きっとうまくいく
根拠のない確信の色に
ぼくの思想はまたたく間に染まった

深呼吸をしたときの
のどを通る空気のひゅっという音は
小さな悲鳴にきこえないこともなかった
ぼくはふるえる脚で
それでも精一杯跳んだ

耳元で風が鳴る
胸の裏側を何かがふわっと撫ぜる
ぼくは落ちているのだ
きみのもとへと落ちてゆく
全てをきみにゆだねよう
何もかも見せるから
ぼくの肺を満たしてよ
きみの答えをきかせてよ
category:[] 
掌と本能
きみと出会うために
積み上げてきた月日だったのだ
きみの掌が降ってきた
そのときに気付くことができたよ
全てに意味があったんだって

ぼくの本能は目覚めた
きみの掌がスイッチを押した
きみに触れること
これがぼくの欲望だ
それだけがぼくの糧だ
どうかぼくを飢えさせないで
与えてよ

いつかぼくもきみのスイッチを押す
どうにか探し出して
そのとききみは
ぼくの全部を食べてしまっていいんだよ
誓うから

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category:[お題] 
君の足元の冷たい土でさえ星なのだから
きみのそばで
いつかぼくは朽ちるのだろう
その日は
むしろ待ち遠しく
まだ手が届かないのが
もどかしいほどだ

きみの心音をきく
胸に顔をうずめて
ここがぼくの頂点
もうこれ以上
登るべき場所はない

眠るには早いから
きみの鎖骨に目印だけつけて
もういちど
短い旅に出よう
きみへの贈り物をさがしに

離れていても
ぼくはきみををみているよ
決して見失わないよ
きみがきみの哲学を
失わない限り

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category:[お題] 
Eat me....
ぼくの幸福の果実は
きみが啄むためにある
ひとくちでいい
呑みこんでほしかった
消費してほしかったんだ

きみがいない部屋で
実るものがあったとして
もてあまして
醜い色で
腐って落ちてゆくだけだ

ほんとうは
きみの翼を手折ってしまいたい
ぼくのもっている全てを
拾ってはきみに投げつけたい
汚したい
どろどろに
ぐちゃぐちゃに
ぼくらふたりの境界が
曖昧になるほどに

そんなことできみの哲学は覆ったりしない
わかっている

だからこれでいいんだよ
なにも生まずに
泥のようにただ眠るだけで
きみのキスが降れば目覚める
そんな日は来ないけど
category:[] 
こうして傷をふやして強くなっていけたらいいのにね
ぼくは弱いから目を伏せる
耳を塞ぐ
瞼の裏の色さえ見ないようにして
眠る
夢の中では
それでも足掻かずにいられない
ああ壊れそう
だけどこれは夢だ
ぼくは自分の腕を噛む
ほんとうの痛み
これがぼくの痛みだ
category:[] 
咆哮
ぼくはいつも逃げ出したい
きっときみは追ってこない

ぼくは吠える
遠くに遠くに
きみには聞こえない
だれにも聞こえないまま
ぼくの咽喉は嗄れていく

あきらめているんだ
どんなに吠えたって
どんな夢を見たって
ぼくの意志は
きみの体温に
簡単に溶かされてしまう
せめてそこに
きみの意志があったなら

きみにとっての偶然
ぼくにとっての必然
これを運命と呼んで
舌のうえでころがす
そういう遊びを
永遠に続けるしかないね
category:[] 
無題
きみが約束を嫌うから
ぼくはあてもなく
待つことしかできない
怠惰に時を重ねて

ぼくは独りでも平気だ
だからこれは寂しさではない
執着する必要はないのだ
ただ元通りにすればいい
出会う前に戻ればいいだけなのに

何もないとわかっていても
握った手をひらくことが出来ないよ
ぼくは虚空にしがみついて
いつまでもいつまでも
きみの気配をじっと待っている
category:[] 
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